ビデオコレクションのDVD化(その2)
TDKのFAQには「ディスクの寿命は、通常の使用環境で10年を上回ります。」とあるし、富士フイルムは「100年以上の室温保存寿命を達成」する新しい技術を開発した。その一方、価格コムなどのユーザコミュニティでは否定的な意見が多い。ネットで調べると、数年で読めなくなったという話もある。
CD-RやDVD-Rは、有機色素の化学変化でデータを記録している。ということは、何らかの経年変化で記録面が劣化する。メーカーや個人のFAQには、高温・多湿・直射日光を避けるようにと書いてある。特に、有機色素が紫外線による影響を受けやすいので、日の当たる場所に放置するのは絶対にやめるべきだ。その点、DVD-RAMは相変化記録式なので、長期保存に向いているとの意見もある。
また、DVD-Rメディアは厚さ1mm以下の基盤を2枚貼り合わせた構造である。接着剤の劣化や衝撃によっては、基盤がはがれることもあり得る。
このように、ディジタルデータにしてDVDメディアにダビングしたからといって、半永久的に保存できると考えるのは間違いだ。ビデオテープと同じく保存状態に十分気をつけ、少しのダメージで全体が読めなくなるというディジタルメディアの危険を念頭に置いて付き合っていかなければならない。DVDの強みは、特殊再生でのメディア劣化がないことと、ディスクコピー用ソフトウェアと使ってバックアップメディアを短時間で作れることだろう。
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コメント
DVDのメディアについてこだわりとかありますか?
うちはPanaがいいらしいと聞いて、ずっとPanaを
愛用してます。(・∀・)
投稿: 太太 | 2005年1月 4日 09時26分