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2005年7月14日

ワーキング=ボキャブラリー

知識工房の山崎将志氏がITmediaに書いた連載コラムの第3回、「発想力強化には『着眼点セット』と『ワーキング・ボキャブラリー』」に、「創造力とは、結局『語彙力』だ」という部分がある。山崎氏は、語彙にはアイドリング=ボキャブラリーとワーキング=ボキャブラリーの二種類があるとしている。アイドリング=ボキャブラリーは、読んだり聞いたりして理解できる受動的な語彙であり、ワーキング=ボキャブラリーは、自分で書いたり話したりするときに使える能動的な語彙だ。そして、豊かな発想力・創造力を持つには、アイドリング=ボキャブラリーに比べて圧倒的に少ないワーキング=ボキャブラリーをトレーニングで鍛える必要があると言っている。

人間は言葉で考える動物である。頭に浮かんだイメージを人に伝えるには、それを表現する言葉を見つけなければならない。そこで必要になるのが語彙であり、自ら使えるワーキング=ボキャブラリーというわけだ。

円滑なコミュニケーションにも豊富なワーキング=ボキャブラリーが必要だ。何でもかんでも「ビミョー」では、自分の感情や考えをきちんと伝えることはできない。普段よく会っている仲間であれば、その場の雰囲気や話の流れで分かり合える。しかし、それに安住していては、人脈は広がらず、いつも同じ環境で同じようなことばかり話しているだけになり、発想力の基となる「引き出し」は増えない。

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