はとバスツアー
先週の金曜日(8月5日)、はとバスのツアーに参加した。はとバスといえば、東京観光の定番中の定番で、どちらかというと外国人旅行者や地方から来た人向けというイメージを持っている人が多いだろう。しかし、はとバスのカタログを見ると、東京に長く住んでいる人でも十分楽しめるコースが数多く組まれていることが分かる。
私が参加したのは「横浜日産エンジン工場見学とキリンビアビレッジ」というコースである。横浜ベイブリッジのスカイウォークを手始めに、鶴見区生麦のキリンビアビレッジで食事とビール工場見学およびビールの試飲、そして日産横浜工場でエンジン組み立てラインを見学するツアーだ。ビール工場の見学はサントリーやアサヒビールもやっているし、ツアーでなくても簡単に参加できる。しかし、日産横浜工場の見学は基本的に10名以上の団体のみを受け付けており、こういったツアーでなければ参加できない。
一番おもしろかったのは、なんと言っても日産横浜工場だ。様々なロボットが稼働していたり、熟練のエンジニアが見事な動きで製品を組み立てていたりしていて、見ていて楽しい。横浜工場で製造している主力エンジンは、プリメーラなどに搭載されているQR型と、ルノーとの共同開発でラフェスタに搭載されている最新のMR型エンジンの二種類だ。それぞれの製造ラインを上から俯瞰することができる。QR型のラインに比べて、MR型のラインは自動が進んでシンプルだった。また、製造ラインで実際に使われている、エンジニアが自ら開発した工作機械を体験できるコーナーもある。
さらに、横浜ベイブリッジのスカイウォークは、その存在をこのツアーで初めて知った。数年前には毎月数回、ベイブリッジを通って横浜に行っていた。その橋の下に展望台や遊歩道があるとはついぞ知らなかった。少々気になったのは、こういった施設の維持費やスタッフの賃金は、きちんと採算がとれているのかということだ。平日だったせいもあり、訪れている人は同じツアーに参加した11名だけだった。エレベータホールのポスターにフリーマーケットなどの案内が出ていたから、それなりに利用されているようでもあるが・・・。
ということで、非常に有意義なツアーだった。このほか、首都高の管制室を見学するツアーや、「東京証券取引所と江戸前寿司食べ放題」といったツアーなど、盛りだくさんである。自分でクルマを運転して行くと、駐車場を心配したり、渋滞でイライラしたりするが、バスツアーであれば気楽だ。今回のように、休日の昼から酒を飲むという「贅沢」を味わうこともできる。週末の行楽や家族サービスに活用してはいかが?
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