神輿
8月21日に開かれた志演尊空神社(江東区)の大祭で神輿を担いだ。
最初は気が進まなかったのだが、叔父が町内会の役員を勤めており、半分無理矢理担がされた。しかし実際に神輿を担ぐと、これは病みつきになるくらい面白かった。沿道から見物しているだけでは、この感覚は分からないだろう。
数メートル四方に密集した約50人の男女が声を合わせて「わっしょい、わっしょい」と叫ぶまっただ中に身を置き、ホースやバケツで力水をぶっかけられて、頭のてっぺん足の先までびしょびしょになると、一種のトランス状態に陥る。担ぎ棒を他の人に預け、担ぎ手の輪から抜けると、一挙に現実の世界に戻ってしまう。それまでの感覚をもう一度味わいたくなり、またすぐに担ぎ棒の隙間を見つけて潜り込みたくなる。
おかげで翌日は左肩が少々腫れ、脇腹から背中にかけて筋肉痛だ。右肩を使わなくてすむように、神輿の左側だけを担当したからだ。もし右肩で担いでいたら、当分テニスどころでなくなっていたかもしれない。
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