ヤンキース観戦旅行(2) ~ オンライン予約チケットの日米比較
今回の旅行は、ホテルやフライトなどを全て別々に予約した。最初は旅行会社のパッケージツアーを利用しようと考えていた。しかしヤンキース戦の人気が高いためか、それとも8月~9月という時期が繁忙期なのか、全て満席だった。やむなくフライトはエイチ・アイ・エスで、ホテルその他はインターネットを使って個別に予約することになった。
メジャーリーグの観戦チケットは、MLB.comで簡単に予約できる。我々が取ったのはレフト側内野席。Field Levelのセクション130で、松井が守備につけば目と鼻の先の席だ。これが一枚28ドル。座席の種類別に色分けされたスタジアム全体図が載っているのはもちろん、その場所からフィールドを見たときの見え具合を事前に確認できる。これは素晴らしい。しかも、(おそらく)全球団が同じ仕組みで統一されている。日本のプロ野球の場合、Webサイトのコンテンツやチケット販売の仕組みは、球団ごとにバラバラだ。千葉ロッテマリーンズは、MLBと同様な座席図がWebに載っているが、ヤクルトスワローズは、内野A指定席などの種類とその値段が表になっているだけで、その席がどのあたりにあるのか分からない。
mlb.comで購入したチケットは、自宅のプリンタで印刷して球場に持って行けばよい。チケットにバーコードが印刷してあり、球場の入口でスキャンしてもらえば入場OKだ。このシステムを「TICKET@HOME」と呼んでいる。観戦の翌日はグレイライン(Gray Line)の日帰りバスツアーでヨセミテ国立公園へ行くことにしたのだが、そのチケットも同じ仕組みだった。
日本では、インターネットで予約してコンビニの専用端末で印刷するシステムが普及している。この違いは、日本でコンビニが非常に普及していることや、アメリカでクレジットカード決済がごく当たり前であることなどが背景にあるのだろう。コンビニ決済なら、その場で現金で支払うことができるから、クレジットカードを持っていない人も利用できて便利だ。しかし、トータルのコストを考えると、コンビニ会社のシステムとの接続や決済事務手続きなど、余分な費用や時間がかかっているのではないだろうか。
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