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2005年10月25日

マインドマップ(1) 出会いと実践

ここ一ヶ月くらい、「マインドマップ」を使っている。本や講演のメモをとったり、ブログの記事を書くときに考えをまとめたりと、情報のインプットとアウトプットの両方で活用している。

マインドマップは、イギリス人のトニー=ブザンが開発したもので、脳が情報を処理する動きに適合するように、「主題となる概念を中心として、そこから外に向かって個々の概念へと枝分かれしていくやり方」で書くノート法だ。

私がマインドマップに出会ったのは、「プレジデント」2005.7.18号の特集「『脳力』革命」で読んだ神田昌典氏の記事。面白そうなのでちょっと試してみようと思ったのが、マインドマップを使うようになったきっかけだ。これまでは、上から下に、あるいは右から左に向かって文やキーワードを書き連ねてノートを取っていた。子どものころから学校でやっていた方法だ。

神田氏の記事を手がかりに、インターネットでマインドマップの情報を調べてみると、ブログやメールマガジンなどがいろいろと見つかる。マインドマップを書くソフトもある。「Mind Manager」の体験版をダウンロードして、読書メモを手始めに使い始めたところ、ちょっと使っただけで役に立ちそうだという感触があった。

saodake
右の図は、最初にマインドマップで書いた「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の読書メモだ。これまでは、読書メモをテキストファイルに書いて、スクラップソフトの「紙 2001」で管理していたのだが、活用しにくかった。重要だと思って書き出したキーワードが、テキストファイルにしてしまうと横一列に並んでしまう。せっかく三色方式で色分けしたものを、ふたたび黒一色の無味乾燥な情報に置き換えてしまっていた。これでは意味がない。

その点、マインドマップはカラフルで視覚に訴える。また、キーワードが中心部にあるのか周辺部にあるのかで重要度がわかるし、何よりも一枚の図で本全体の内容が一目で見渡せるところがよい。

(続く)

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