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2005年10月 2日

マルタイ棒ラーメン

20051002marutai
私と兄は鍵っ子で、土曜日の昼食は自分たちで作って食べていた。定番メニューはマルタイ棒ラーメンだ。マルタイは福岡市西区に本社を置く食品会社。私たち兄弟にとって、ラーメンといえば棒ラーメンだった。写真を見てわかるように、そうめんのような束になっている。麺が四角や丸に成形された「サッポロ一番」や「チャルメラ」は、高校生になるまで食べたことがなかったような気がする。

中学生のときは、アルミ製の弁当箱いっぱいにご飯を詰め、おかずは別のタッパーに入れていたくらいだったから、棒ラーメン一食分では足りない。ラーメンの麺を平らげたあと、蝿入らず(注)から冷やご飯を出して残ったスープに入れ、ほぐしながら食べるのがお決まりのコースだった。

(注)はいらず。蝿が入らないように網を張った戸棚で、広辞苑には蝿帳(はえちょう)として載っている。

夏は冷めんにしていた。棒ラーメンの包装袋に作り方が書いてあり、粉末スープと醤油や酢を混ぜてタレを作り、冷水で冷やしておいた麺にかけて食べるのだ。正直言うとあまりおいしいとは思わなかったのだが、「これが冷めんという食べ物か」と感心して食べていた。

魚肉ハンバーグも定番メニューのひとつだった。母が作る料理は昔ながらの家庭料理ばかりで、食卓にハンバーグが並ぶこともなかった。その結果、ハンバーグといえば魚肉製のものだと思いこんでいて、肉料理だと知ったのは、高校生か大学生になってからだった。冷蔵庫に常備している魚肉ハンバーグをスライスし、小さなフライパンに油をひいて、両面に焦げ目が付くまで焼くと、表面がパリッとして香ばしくなる。土曜の午後のちょっとしたごちそうだった。

今日の昼食はマルタイ棒ラーメン。イトーヨーカドーで見つけて、懐かしくて買ってきておいたのだ。子どものころと同じ味がした。

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