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2006年4月 2日

「ManatenanceabilityとModulalityを提供」

以前、「○○性」の多用が文章をわかりにくくするという記事を書いた。同じことは英語にもいえる。英語の場合は、「tion」「ity」という語尾を持つ、動詞や形容詞を名詞化した単語が要注意だ。

平易な表現(Plain English)を薦めるビジネスライティングの本では、こういう名詞を避けて動名詞「-ing」を使いなさいと書いている。たとえば「The Elements of E-mail Style」。この本は洋書だが、薄くて読みやすい。英文メールを勉強するなら、英語圏の本を1冊読んでおいた方がよいだろう。

実は、「○○性」と「ity」は関連がある。日本語と英語を並べてみよう。「○○性」は「-iblity」という語尾の名詞に対応する。

信頼性 reliability
可用性 availability
柔軟性 flexibility
互換性 compatibility
拡張性 scalability
操作性 usability

英語の場合、「○○する」という動詞を「ible」語尾で形容詞化し、次に「ity」で名詞にしている。「~しやすいこと」「~しやすい性質」という意味だ。こうして作った英語に対して「○○性」という訳語が当てはまる。

ところで、先日Webのニュースを読んでいて、ビックリする記事にお目に掛かった。

シグマグリッドでは、「Manageability」「Flexibility/Modulality」「Availability/Maintenancability」の3つの価値を顧客に提供。
http://japan.zdnet.com/news/hardware/story/0,2000052523,20088725,00.htm

技術書の小難しい英語が得意な私でも、この長い英単語5連発には面食らった。一般の人にはとても理解してもらえないと思う。「管理性」「柔軟性/モジュラー性(?)」「可用性/保守性」と書かなかったのはなぜか。雑多なニュースの中で目立たせようとハイカラな英語を使ったのであれば、目的は十分達成したといえるが。

ちなみに、Googleの検索対象を英語ページに限定して検索すると、maintenancabilityは273件(maintenanceability 249件、maintenancability 24件)、modulalityは105件(modularlity 44件、modulality 61件)。かなり特殊な言葉といえる。

シグマグリッドの例を参考に、消費者にアピールするキャッチコピーを考えてみた。こんなのはどうだろう。

  • 新世代のハイ=ストローカビリティ=ラケット誕生! (ストロークが打ちやすいラケット)
  • 都会派のあなたのためのハイ=レジデンシャビリティなマンション (住みやすいマンション)

意外といけそうな気がする。

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