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2006年11月25日

ジョークはマジ顔で

プレゼンや商談の場を和ませるため、ときおりユーモアを織り交ぜるのはもちろんおすすめだ。が、いくらおもしろい話でも、自分が笑いながら話しては効果半減。真面目な顔や真面目な口調を心がけたい。

これは、本多勝一氏が「日本語の作文技術」で述べていることでもある。特に印象に残っている部分を引用する。

落語の場合、それは「おかしい」場面、つまり聴き手が笑う場面であればあるほど、落語家は真剣に、まじめ顔で演ずるということだ。観客が笑いころげるような舞台では、落語家は表情のどんな微細な部分においても、絶対に笑ってはならない。逆に全表情をクソまじめに、それも「まじめ」を感じさせないほど自然なまじめさで、つまり「まじめに、まじめを」演じなければならない。この一点を比較するだけでも、落語家の実力の差ははっきりわかる。名人は毛ほどの笑いをも見せないのに反し、二流の落語家は表情のどこかに笑いが残っている。チャプリンはおかしな動作をクソまじめにやるからこそおかしい。落語家自身の演技に笑いがはいる度合いと反比例して観客は笑わなくなっていく。

バラエティ番組で見る漫才も同じだ。すごくバカなことを真面目にやっているので、おかしさが倍増する。本人たちが笑いながらやっていたら、見ているこっちは白けてしまう。

また、笑いながら話をすると、どうしても発音が不明瞭になる。その結果、せっかくのおもしろい話を相手はよく聞こえず、さっぱり反応がないという、もったいないことになりかねない。

相手とあまり面識がない場合に、真面目な顔でジョークを言っても、「この人の言っていることは冗談なのだろうか、それとも本気なのだろうか」といぶかしがられるだけのおそれがある。ジョークを言ってニヤリと笑うくらいがいいだろう。反応がないときに「おっと、すべりましたね」と自虐的にいうものよいだろう。


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