翻訳ソフトはビジネスで使えるか
写真は、ある駅前の都バス停留所が、歩道工事のため少し移動したことを示す標示標示だ。各国語で親切に書いているが、英語はなんか変だ。たぶん翻訳ソフトを使っている。
全停留所に張り出すものなら、東京都交通局のしかるべき部署できちんと翻訳するんだろうが、この停留所の場合は、ローカルな工事の標示。英語のできる人がいない、管轄の車庫でやっていて、仕方なく翻訳ソフトを使ったのだろう。
オンラインの無料翻訳サービスをいくつか試してみた。この表現に関しては、どれも使えない。
コリャ英和
バス乗り場はこの先に移動しました
A bus station was moved to this point.
バスのりばはこの先に移動しました
If a bus のり, it was moved to this point.
エキサイト
バス乗り場はこの先に移動しました
The bus terminal moved beyond this.
バスのりばはこの先に移動しました
The bus platform moved beyond this.
富士通Atlas
バスのりばはこの先に移動しました。
The bus platform moved beyond this.
バス乗り場はこの先に移動しました。
The bus terminal moved beyond this.
Google
バスのりばはこの先に移動しました。
The bus paste this it moved first.
バス乗り場はこの先に移動しました。
This it moved the bus riding place first.
サポートエンジニアの中にも、翻訳ソフトでメールを英語にして海外のエンジニアに送る人がいる。やめろとは言わないが、せめて下訳としてだけ使い、英語らしい表現なるように手を入れるほうがよい。これを怠ると、伝えたいことが伝わらないし、意味不明の英語を書く変な外人と思われかねない。
最初のステップは、翻訳ソフトが生成した英文が英語らしいかどうかを見極められるようになること。これには、英語を大量にインプットするのが欠かせない。とにかく大量に読んだり聞いたりすれば、英語としておかしいかどうかはわかるようになる。まずはこの段階を目指したい。
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