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2007年4月の2件の記事

2007年4月30日

Bフレッツのデフォルト設定はセキュリティが甘い

新しいオフィスのネットワークはBフレッツを導入した。音声通話はひかり電話で、2回線では足りないので、パーソナルフォンを1台追加した。無線IPコードレスフォンだ。Bフレッツのルータ(ひかり電話対応機器)に無線LANカードが刺さっている。この状態で、PCからの無線LANアクセスも可能。ただし、NTTが工事した状態ではセキュリティの考慮が皆無なので、2箇所変更した。ひとつはWPAによる暗号化で、もうひとつはUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)を無効にすること。

暗号化はWEPの設定になっていた。WEPが脆弱であることは周知の事実だから、さっそくWPAに変更する。WPAにはWPA(TKIP)とWPA(AES)の2種類の設定がある。暗号強度が一番高いAESを使いたいところだが、パーソナルフォンが対応しているのはTKIP。これが最初わからなくてパーソナルフォンが圏外になってしまい、ちょっと焦った。

UPnPは、ルータのポートを動的に開放する仕組み。アプリケーションによってはこれを有効にしておく必要があるが、不要なら無効にしておくべきだ。「Security Now!」のSteve Gibsonがポッドキャストの中で何度も強調している。Bフレッツ用ルータのデフォルトは有効になっていた。

つまり、こういった事情にあまり詳しくなく、NTTに設置工事を任せきりで、インターネット接続や電話がつながったからOKと安心している人々のBフレッツ環境では、セキュリティがスカスカになっているということだ。クラッカーの格好の標的になっているのではないだろうか。

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2007年4月22日

番号ポータビリティでソフトバンクモバイルからauへ

約1年半前にボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)の703SH(シャープ製)を仕事用に契約して使ってきたが、圏外になることが多くて困っていた。特にユーザのサーバ室で作業しているとそれが顕著。プライベート用auがアンテナ3本なのに、ボーダフォンは1本ぎりぎりか圏外ということがよくある。地下のレストランも弱い。サポートという立場、常に連絡が取れないとまずい。番号ポータビリティ制度を活用して、auに変更した。

ボーダフォンにしたのは、同じ電話機で海外でも使えるのが便利だったから。しかし、いくら海外出張があるといっても、せいぜい四半期に1度程度。1年のほとんどを国内で過ごしているから、そちらの使い勝手を優先するのは当然。auに切り替えたこれからは、海外用の電話機をレンタルする必要があるが、同じ番号で通話できれば、そのくらいの手間は許容範囲だ。

705SHでよかったのは、Outlookとアドレス帳を同期できることと、世界時計機能があること。連絡先はOutlook + Exchangeで一括管理しているので、Outlookとの同期は助かる。付属ソフトSyncManagerを使い、PCとの接続は赤外線。ケーブルを買う必要がなく、いつでもどこでも同期できるのがよい。世界時計は、待ち受け画面に日本とアメリカ太平洋時間を表示できるから、時差計算せずに本社の時刻がわかって、非常に重宝していた。

短所は、とにかくメニュー体系がわかりにくいことと、液晶が見づらいこと。メニューは1年半使ってきて、いまだに試行錯誤してしまう。シャープの液晶は定評があるはずだが、この端末に限っては屋外で非常に見づらい。個人用のau W41Sと比べると差は歴然。

新しいau端末はカシオのW51CAにした。ワンセグTV機能付きだが、別にテレビを見る機能は重視していない。世界時計アプリがあるのが気に入ったのと、カシオの使い勝手が悪くないことを妻の携帯でわかっていたからだ。

課題のOutlookとの同期は、今のところ手動同期。OutlookからCSV形式でエクスポートし、MySyncへインポートして携帯に書き込むという手順を踏んでいる。au携帯とPCを連携させるなら、カシオソフト製のMySyncは必携アプリだ。シリーズのうちMySync BizにOutlookとの同期機能があるけど、残念ながらExchange配下のOutlookはサポート外だ。単機能アプリのMySync Addressを活用している。

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