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2007年5月の8件の記事

2007年5月20日

いつの時代でもテクニカルサポートは必要

このビデオ「Dawn of IT Support」は、四半期ごとのカスタマサポート部門ミーティングの冒頭で上司のVPが流したもの。もちろんコメディで、彼女もウケ狙いで使ったのだが、新しい製品や技術が出たときに、それをうまく使えるように手助けするカスタマサポートやテクニカルサポートの役割が必要なのは、時代や場所を問わないという点をうまく表現している。

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2007年5月13日

WEPの無線LANアクセスポイントを使うには暗号キーを知らなくてもよい?

無線LANの暗号化技術WEPが簡単に破れることは周知の事実だが、さらに高速な手法が開発された(参考記事)。この方法を使えば、1分以内で暗号キーを盗める。

「Security Now!」のSteve Gibsonは、この手法を簡単に使えるツールがすぐに出てきて、正規のアクセスポイント利用者でも、長い暗号キーをいちいちキーボードで入力するより、そのツールでキーを取り出した方が早いと冗談めかして話す。無線LANアクセスポイントのうち、WPAを使っているのは25%に過ぎず、WEPを使っているのが25%で、50%は暗号化すらしていないという調査結果も紹介している。

実際、いまのオフィス近辺に無線LANアクセスポイントがいくつか見つかるが、どれもWEPだ。WEPを使い続けているのは、古いPCの無線LANカードがWPAに対応していないとか、いちどにたくさんのPCの設定を変更するのが大変とかいうのがその理由だろう。アクセスポイント側をWPAにしたら、全PCも同時に設定変更しなければアクセスできなくなってしまう。しかも、事前共有キーをやたらといろいろな人に知られてはいけないから、メールで各自に通知して設定してもらうというわけにもいかない。


(参考記事)
Even More Badly Broken WEP(Security Now! Episode #89)
http://www.grc.com/securitynow.htm#89

Breaking 104-bit WEP in less than 60 seconds
http://www.grc.com/sn/notes-089.htm

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2007年5月 8日

「教えてください」は「please teach me」か?

海外ベンダーに操作手順や仕様を英語で問い合わせるとき、「please teach me ~~」を使う人が多い。「教えてください」「ご教示ください」という日本語をそのまま英語に置き換えると、「teach」という言葉が出てくる。もちろんこれで通じるが、生徒が先生に教えを請うているような印象があり、ビジネスの場にふさわしくないと思う。こういう場合は、「please tell me」を使うのが無難だ。

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2007年5月 7日

RSSリーダーで情報収集

1~2年前の情報収集はメールマガジンやブラウザのブックマークが主体だった。いまはRSSリーダーが欠かせない。私はGoogle Readerに130個のサイトを登録している。

メールマガジンに比べた利点は、記事単位で未読管理ができることだ。記事ごとに未読と既読をマークしたり、重要と思ったものにチェックマークを付けたりタグで分類したりできる。

メールマガジンは、多いときで数十本の記事のURLが載っていて、実際に読むのはそのうちの数本だけだ。あとで読もうという記事があったら、メール全体を未読にしておくか、記事のURLを別にコピーして保存しておくことになる。これが意外と面倒だ。メール全体を未読にするやりかたでは、どの記事を読もうと思ったのか自分でもわからなくなることがあるし、別のテキストファイルにコピーしておくと、情報が散逸しがちだ。

RSSリーダーにはPCにインストールするタイプと、Webブラウザで利用するタイプがある。断然後者がお薦めだ。Webブラウザ型は、どのPCでも同じデータを見られる点が最大のメリット。会社で読んだ記事は自宅のPCでも既読になるし、自宅で追加したアイテムは会社でも見られる。インストール型アプリだと、データの同期が非常に面倒だ。

RSSリーダーの欠点は、簡単にアイテムを追加できてしまうが故に、無駄なアイテムが増えがちということ。情報収集は手段であって目的ではない。RSSを読むのに追われて本業がおろそかにならないよう、時間を区切って読むようにしたり、アイテムを時々整理したり、理性をじゅうぶん働かせないといけない。

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2007年5月 6日

Winjournalベータ3

Winjournalのベータ3が公開されている。日本語入力時の不具合はベータ1、ベータ2と変わらずそのままだ(関連記事)。

Macjournalと違って、フルスクリーンモードの書式(背景色、フォントなど)が設定できない。背景は白で、フォントは10ポくらいのサイズで固定。Macjournalのフルスクリーンモードと同じものを期待していると、がっかりする。

日本語環境のサポートが計画に入っているかどうか定かでないが、黙っていても何も変わらない。日本語入力時の不具合はバグレポートを送った。

(当ブログの関連記事)
Macjournal
http://raven.air-nifty.com/night/2007/03/macjournal.html

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2007年5月 5日

GmailをHTTPSでセキュアに使う

GmailはHTTPでもHTTPSでも使える。もちろん暗号化されたHTTPSがおすすめだ。https://mail.google.comをブックマークしておこう。メール配信経路が暗号化されていないので、盗聴を完全に防ぐことはできないが、暗号化が可能なところはそうしておいた方がよいのは当然。

iGoogle(旧・Googleパーソナライズドホーム)のGmailガジェットは、HTTPでGmailを開く。同様に、Google Docs & SpreadsheetsやGoogle Calendarも、iGoogleガジェット経由でアクセスするとHTTPの平文アクセスとなってしまう。こういったサービスは、HTTPSで開いたGmailの画面左上、Gmailロゴの上にあるショートカットリンクを使えば、HTTPSでアクセスできる。

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2007年5月 4日

読書メモ:「これからの日本に役立つ! "ガイジン"流コミュニケーション」

アルクの広告パンフレット「学びカタログ春号2007」に載っている関橋英作氏のインタビュー記事。関橋氏は外資系広告会社JWTのクリエイティブコンサルタントで、「ある日、ボスがガイジンになったら!?」の著者。

「英語で何より大切なのはコミュニケーションスタイルを理解すること」。このコミュニケーションスタイルとして関橋氏が例示しているのが、(1)物事を曖昧にしておきたがる日本人に外国人がフラストレーションを感じるケース、(2)日本人がよく使い外国人に評判の悪いフレーズ「日本は違う」、そして(3)欧米人の超ポジティブな考え方"Can-do"精神の3つ。

(1)は、「島国で何千年もいっしょに暮らしてきた日本人」と、「国の形がしょっちゅう変わってきた歴史を持つ欧米人」の文化的背景の違い。「イエス・ノーをはっきりさせ、自分が言いたいことを主張して闘う」欧米人とコミュニケーションするためには、日本人が好む曖昧さを意識的に排除するべき。

(2)は、私もつい使いたくなる。もちろん文化の違いを理解しなければならないが、違いを強調するだけでは物事は先に進まないと関橋氏は主張。

まず、ゴールを共有していることを確認し、その上で、ゴール到達のための、別のアプローチを提案する。日本人は細かい差異にこだわりがちですが、それは不信感を高めるだけ。ゴールを共有していることがはっきりすれば、こちらの話に耳を傾けてくれますよ。

もっとも、その細かい差異へのこだわりが、日本の工業製品の過剰とも言える品質を支えてきたというプラスの側面を忘れるわけにはいかない。「小異を捨てて大同につく」と「微に入り細をうがつ」。この2つのバランスを取る意識が欠かせない。

できそうもないことをやろうというのが(3)の"Can-do"精神。「"Can-do"とは"できる"というより、"やろうと思わなければ何もごともできない"という考え方」。「日本だとできなければ"失敗"だからできるかできないかにこだわり、"不可能だ"と言う」。これが「ガイジンにはネガティブに映る」。単純化しすぎるかもしれないが、減点方式の学校教育やテストがその背景にあるのは、当たらずといえども遠からずだろう。

「失敗は成功の元」「雨降って地固まる」。日本の学校教育でもこういう言葉は言い習わされているから、失敗が取り戻せないものでないことはわかってはいるはず。それを社会で実践できないのは、学校教育だけでなく、大人全員の責任だろう。多少の失敗を大目に見て、褒めて伸ばすことが必要だ。

関橋氏が薦めるコミュニケーション力向上策が、外国人との英語コミュニケーション。ハードルの高い外国人とのコミュニケーションで訓練すれば、日本人同士でのコミュニケーションも向上するはず。そして究極の策が外資系企業への転職。

実力主義の外資系企業で頑張れば、コミュニケーション力はつくし、英語も習得でき、おまけに出世もついてきて、一石三鳥になるかもしれませんよ。

出世できるかどうかは英語以外の実力も必要だから、一石三鳥のくだりは少々大げさだ。しかし、それを割り引いても、外資系企業で外国人とのコミュニケーションを日常的に行えば、日本人とのコミュニケーション力向上に役立つという意見には賛成だ。外資系企業でも、日本人としか相手にしない職種やポジションだと、日本企業で働いているのと変わらない。海外の人間と頻繁に関われる部門を目指す必要がある。

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2007年5月 1日

キーボードカスタマイズの憂鬱

キーボードカスタマイズソフト「窓使いの憂鬱」の開発が終了していた(参考記事1)。そしてVistaでの動作は不可能。これは、Vistaでセキュリティを強化する方策の一環として、全てのドライバにデジタル署名を必須としたことが原因。これには賛否両論があるだろうが、Windowsの現状を考えると致し方ないところだろう。Vista以降、個人作成のフリーソフトでドライバを必要とするものは、息の根を止められたといってもいいかもしれない。

したがって、Windows XP以前のOSでキーボードをカスタマイズして使っている私を含む人たちは、Vistaへの移行時に決断が必要となる。いままで慣れ親しんだキー割り当てを捨て、Windows標準に戻さなければならない。

CtrlとCapsLockの入替はレジストリ編集で可能だ(参考記事2)。同様に、Escと半角/全角キーを入れ替えも可能(参考記事3)。しかし、私が馴染んでいるCtrl + HでBack Space動作させる設定はどうだろう。タイピング統計ソフトで測定したら、Back SpaceはEnterの次に使用頻度が高いキーだった。これは死守したいところだ。Ctrlキーで修飾したキー割り当ては、レジストリでは設定できないのではないか(未検証)。

WindowsがOSレベルでキーカスタマイズできるようにするか、Ctrl + Hなどのダイヤモンドカーソルを標準機能として搭載してくれないだろうか。Mac OS Xは標準でダイヤモンドカーソル動作が可能だし、Ctrlなどの修飾キーの割り当ても変更可能だ。Vistaではなく、Mac OS Xへ移行するという選択肢もまじめに考えたほうがいいかもしれない。仕事環境の比重がWebにどんどん移行しているため、OSがWindowsでなければならない理由は徐々に小さくなっている。

(参考記事1)
「窓使いの憂鬱」開発終了とVistaについて
http://www.ganaware.jp/archives/2007/01/end-of-mayu.html

(参考記事2)
Windows VistaでCaps LockキーとCtrlキーを入れ替えるには
http://www.center-left.com/blog/archives/2007/02/windows_vistacaps_lockctrl.html

(参考記事3)
キーを入れ替える
http://losttechnology.jp/Tips/keyscancodemap.html

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