キーボードカスタマイズの憂鬱
キーボードカスタマイズソフト「窓使いの憂鬱」の開発が終了していた(参考記事1)。そしてVistaでの動作は不可能。これは、Vistaでセキュリティを強化する方策の一環として、全てのドライバにデジタル署名を必須としたことが原因。これには賛否両論があるだろうが、Windowsの現状を考えると致し方ないところだろう。Vista以降、個人作成のフリーソフトでドライバを必要とするものは、息の根を止められたといってもいいかもしれない。
したがって、Windows XP以前のOSでキーボードをカスタマイズして使っている私を含む人たちは、Vistaへの移行時に決断が必要となる。いままで慣れ親しんだキー割り当てを捨て、Windows標準に戻さなければならない。
CtrlとCapsLockの入替はレジストリ編集で可能だ(参考記事2)。同様に、Escと半角/全角キーを入れ替えも可能(参考記事3)。しかし、私が馴染んでいるCtrl + HでBack Space動作させる設定はどうだろう。タイピング統計ソフトで測定したら、Back SpaceはEnterの次に使用頻度が高いキーだった。これは死守したいところだ。Ctrlキーで修飾したキー割り当ては、レジストリでは設定できないのではないか(未検証)。
WindowsがOSレベルでキーカスタマイズできるようにするか、Ctrl + Hなどのダイヤモンドカーソルを標準機能として搭載してくれないだろうか。Mac OS Xは標準でダイヤモンドカーソル動作が可能だし、Ctrlなどの修飾キーの割り当ても変更可能だ。Vistaではなく、Mac OS Xへ移行するという選択肢もまじめに考えたほうがいいかもしれない。仕事環境の比重がWebにどんどん移行しているため、OSがWindowsでなければならない理由は徐々に小さくなっている。
(参考記事1)
「窓使いの憂鬱」開発終了とVistaについて
http://www.ganaware.jp/archives/2007/01/end-of-mayu.html
(参考記事2)
Windows VistaでCaps LockキーとCtrlキーを入れ替えるには
http://www.center-left.com/blog/archives/2007/02/windows_vistacaps_lockctrl.html
(参考記事3)
キーを入れ替える
http://losttechnology.jp/Tips/keyscancodemap.html
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