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2007年6月の2件の記事

2007年6月30日

左手に比重を移すキーボードカスタマイズ

標準のキーボード配列では、右手の使用頻度が格段に多い。マウス、Enterキー、カーソルキー、BackSpaceキーがあるし、ローマ字入力の母音も右手が3つ、左手が2つだ。外来語でよく使う長音記号も右手。さらに、右手ばかり使う単語が意外と多い。一例を挙げると、情報(jouhou)、収集(syuusyuu)、購入(kounyuu)、導入(dounyuu)、運用(unnyou)、手法(syuhou)、重要(juuyou)などだ。タイピング統計ソフトで数年前に測定したデータを分析すると、右手の使用頻度が左手の約2倍だった。道理で右手や右肩を痛めるわけだ。

右手の負担を少しでも軽くするために、長音記号をXキーで入力する設定に加えて、左手側に比重を移すカスタマイズや指使いの変更を行った。

(1)DeleteキーをCtrl + Tに
窓使いの憂鬱」で設定する。カーソル位置より右の文字を削除するときに、右手を大きく右にずらしてDeleteキーを押さなくてすむ。あるいは、カーソルキーで削除位置までカーソルを位置づけ、右手は動かさずに削除するという指使いも可能。本来はCtrl+Dにしたいところだが、FirefoxやOutlookで多用するショートカットなので弊害が大きい。やむなく、左のCtrl系ショートカットで唯一ほとんど使っていないCtrl + Tに割り当てた。

(2)文節伸張/収縮をCtrl + W/Ctrl + Qに
これはATOKの設定。ATOKのMS-IME風キーアサインでは、文節伸張/収縮がCtrl + L/Ctrl + Kだ。Mac OS Xのことえりにならって、Ctrl + W/Ctrl + Qにもこの機能をアサインした。

(3)EnterキーをCtrl + Eに
「窓使いの憂鬱」で設定する。ほとんどの人は、マウスでファイルやメールなどを選択してダブルクリックして開いているはず。右手でマウスやカーソルキーを操作して目的のファイルやメールに位置づけ、ダブルクリックの代わりにCtrl + EのEnterキーを使うようにすれば、右手と左手のバランスがよくなる。
(注)その後、窓使いの憂鬱からAutoHotkeyに切り替え、左CtrlキーをEnterキーに割り当てた。
窓使いの憂鬱からAutoHotkeyへ移行
http://raven.air-nifty.com/night/2009/05/autohotkey-33c0.html

(4)ボタンにフォーカスがある場合は左手でスペースバー
Webでもデスクトップでも、ボタンにフォーカスが当たっているとEnterキーで確定しがちだが、ここはスペースバーを左手で押しても構わない。たとえば、ファイルを削除するときの確認ダイアログや、上書きの確認ダイアログで有効だ。

(5)ファイル削除はCtrl+Dとスペースバー
WindowsエクスプローラではCtrl + DがDeleteキー相当のショートカットだ。ファイルを削除する標準的な操作は、マウスで選択してDeleteキーを押して確認ダイアログでEnterキーという右手ばかりの操作だろう。これを、マウスで選択後にCtrl + Dで削除し確認ダイアログでスペースバー(左手)という指使いにすれば、右手と左手をバランスさせることができる。

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2007年6月29日

カスタマサポートの必需品

親戚の中でいちばんITに明るいため、親戚のPCでなにかわからないことやトラブルがあると、必ず私に相談がくる。PC用語がからっきしだめな文系の教師やお年寄りが相手だから、どんなエラーが出ているかとか、どんな操作をしたらそうなったかを聞いても、まともな回答は返ってこない。

幸いなことにブロードバンドを導入しているので、Windows Messengerのリモートアシスタンスを使って、相手のPC画面を見たり操作したりできるようにした。ところが問題がひとつ発生。PCやセキュリティをよく理解していない親戚が怪しげなサイトにアクセスしてマルウェアを送り込まれないよう、IEのセキュリティでインターネットゾーンのセキュリティレベルを「高」にしておいた。この場合、リモートPCの画面を見ることはできるが、制御ができなくなる。リモートアシスタンスがアクティブスクリプトを使っていて、セキュリティレベル「高」でそれが無効にされているかららしい。

インターネットゾーンを「高」のままでリモートPCを制御できるようにするには、信頼済みサイトに次の2つを付け加えればよい。

hcp://system
hhcp://system/Remote%20Assistance

Windowsのリモートアシスタンス(あるいはリモートデスクトップ)は、必ずしもセキュリティが強固でないという話をきくし、上記の例外を設ける穴を空けることにもなる。痛し痒しだ。

リモート操作できる仕組みは、カスタマサポートの必需品といってもいいくらい強力なツールだ。エンドユーザのサポートのために同様な仕組みを導入している企業もあるだろう。アメリカのITベンダーなら、ユーザのトラブル調査でリモートアクセスするのがごく当たり前だ。私の会社も、最近シスコシステムズに買収されたWebExを利用している。これを使うと使わないとでは、サポートの効率が段違いだし、問題解決の時間を短縮できてユーザの満足度も高くなる。

残念ながら、日本の企業はあまりなじみのない仕組みに拒否反応を示したり、全社のセキュリティポリシーで禁止されていたりするところが多い。セキュリティポリシーを変えてもらうのは難しいが、どんなサービスか訳がわからないのでだめだという拒否反応に対しては、提案時に説明して仕組みを理解してもらう下準備が欠かせない。トラブルが起きて初めてこういうサービスを紹介してもだめだ。

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