月曜のミーティングがサザエさん症候群を招く
日経ビジネスのポッドキャスト「編集長のここだけの話」に、月曜にミーティングをしないという方針の会社の話が出ていた(参考記事)。
日曜の夜、楽しい週末が終わり、緊張とストレスの連続の仕事場に明日から戻らなければならないと考えると、誰しも気が重くなる。これを世間では「サザエさん症候群」と呼ぶことがある。
それを助長しているのが、月曜のミーティング。特に営業は、月曜のミーティングで商談のレビューをしたり、売上予測をしたりしてから、週の残りを客先周りに費やすのがよくあるパターン。そうすると、月曜の朝から上司にプレッシャーをかけられることになる。順調に数字を達成できていれば左うちわだろうが、そんな悠長に構えていられる営業は多くないはず。このままで予算を達成できるのか、目標達成のためにどんな対策を立てているのか、先週はどこへ行き、今週はどこを訪問するつもりで、課題はなにか、その対策はなにか。細々と突かれ、どなられ、けなされる。中には泣き出してしまう営業もいると聞く。
ポッドキャストが紹介していた会社は、こういった月曜のミーティングで社員のメンタルヘルスを害さないように、月曜は仕事環境への復帰に専念させ、難しいミーティングは週の半ばに設定するとのこと。これはいい考えだ。
開発プロジェクトで週半ばに進捗管理ミーティングなどを設定することは可能だろう。月曜の朝のミーティングまでにいろいろな報告資料を準備するのは大変だ。下手をすると土曜が資料作りの時間になってしまう。週半ばのミーティングであれば、十分余裕を持って準備できる。
営業部門では難しいかもしれない。出張の多い職場もそうだ。私がシステム開発に従事していたころは、週のほとんどを客先で過ごしていたので、部署の全員が集まれるのが月曜しかなかった。いまの会社も社内ミーティングは月曜の9時からで、それが終わると営業は客先に散っていく。
(参考記事)
本当の教育再生 光る現場に学べ(2007年5月25日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/podcast/20070524/125471/
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