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2007年12月29日

メイリオをWindows XPにインストール

ITProの記事などを参考にして、Windows Vistaで採用された新しいフォント「メイリオ」をWindows XPにインストールした。非常に見やすくて、特にWebの閲覧が楽になった。メールソフトや秀丸エディタで文章を書くときも、字が見やすいのでリラックスして文章作成に取り組める。ちなみに、秀丸エディタの背景は黒、文字色は黄色にしている。標準の白背景・黒文字は目がちかちかする。

余白が広くとってあるので、行間が詰まりすぎない。これが見やすさに特に貢献している。トレードオフとして1画面に表示される情報量が減るのだが、許容できる範囲だ。MSゴシックで日本語を表示すると行間がかなり詰まって、かなり圧迫感を感じる。秀丸では行間を広くしていたし、ブラウザではJSフォントを使ったり、行間を広げるブックマークレットを使ったりしていた。メイリオではそれが全く不要になった。高解像度の液晶ディスプレイでは文字が小さく表示されて見づらいのだが、メイリオではずっと見やすくなるだろう。

ただし等幅フォントがないため、特定の場面で使いづらい。たとえばログファイルや設定ファイルだ。項目間を複数のスペースで区切ってきれいに見えるようにしてあるファイルをプロポーショナルフォントで表示すると、レイアウトが大きく崩れる。これを避けるため、秀丸エディタのマクロを書いて、等幅フォントへの切り替えを簡単なキー操作で出来るようにした。

config "xFont:(HGゴシックM) xFontPoint:12 xLF:5";

MSゴシックではなくHGゴシックMを使っているのは、そちらの方が小さめのサイズで見やすく感じるからである。このコマンドを「秀丸エディタ用 空白/整形処理マクロ」のメニューの中に組み込み、マクロをCtrl + 1で起動する。このマクロの中には、もともと入っていた全角 --> 半角2空白変換などのほか、BOX範囲選択開始、文字コード表示、タブモード切替など、ログ解析でよく使う機能やテキスト整形機能を追加していて、今では手放せない仕事道具になっている。

アプリケーションのほか、Windowsのデスクトップやアイコンの文字もメイリオに変更した。ここでも、メイリオ化にともなって文字サイズを1ポイント落とした。

2008年6月8日追記
Windows XP用メイリオフォントが公開されたので、使わないソフトウェアをインストールしてハードディスクを消費しなくてすむようになった。


(参考記事)
MSのクリスマス・プレゼント?,XPでも「メイリオ」が正式に利用可能に
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071225/290160/

Windows XPにもメイリオフォント入っちゃったのですが。
http://blogs.wankuma.com/iijimas/archive/2007/08/01/88255.aspx

KZHMSSC1.MAC 秀丸エディタ用 空白/整形処理マクロ
http://www.vector.co.jp/soft/win31/writing/se007482.html

(当ブログの関連記事)
パソコンで読む文章の行間を広くする
http://raven.air-nifty.com/night/2007/02/post_1e93.html


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