« robocopyでデータ移行、そしてフォルダ同期 | トップページ | Windowsの英語メッセージを簡単に知る方法 »

2008年3月27日

システムダウンの英語表現

最初に断っておくと、この記事は、私が海外とのやりとりやインターネットで見聞きした表現をベースに書いているが、ネイティブにチェックしていない。

英語の「System down」は、「System is down」であり、システムがいま使えないという状態を表す。したがって、「The system was down yesterday」は「昨日、システムが使えない状態だった」である。

Your computer’s down. Who you gonna call?
「System down: send in the geeks」より
http://technology.timesonline.co.uk/tol/news/tech_and_web/personal_tech/article1936893.ece

「システムがダウンした」という日本語は、ある特定の日時にシステムが停止したという状態の変化もしくは動作を表している。これに当てはまる英語表現は、「The system failed」であり、名詞句なら「system failure」であろう。私の上司(アメリカ人)やアメリカのユーザが「The system went down」というメールを書いたことがあるので、これも使える。おそらく「system failed」はフォーマルな表現で、「system went down」はカジュアルな表現だろう。

Servers don't go down that often, but they do go down.
「System down? No problem: KVM-over-IP remote-access solution brings network back up quickly - Remote Access」より
http://findarticles.com/p/articles/mi_m0CMN/is_7_40/ai_105516122

「The system went offline」という表現もよく見かける。オンラインシステムのダウンが元の意味だが、現在のコンピュータシステムのほとんどはなんらかのオンライン処理をやっているから、ダウンとオフラインはほぼ同義だ。

Dallas' new sophisticated multimillion-dollar emergency dispatch system went offline for nearly three hours Friday morning,
「Dallas' upgraded dispatch system down for nearly three hours」より
http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/news/localnews/stories/DN-911_22met.ART0.North.Edition1.45ee543.html

日本人が書いた英文で「The system downed」という表現を見たことがある。動詞用法のdownは他動詞であり目的語をとる。「The system downed the component X(システムがコンポーネントXを停止した)」という表現はできるし、海外ベンダーのサポートメールで見たことがある。しかしシステムがダウンしたという意味で「The system downed」と書くのは明らかに誤用である。

システムダウンによって実際に業務サービスに影響が出たことを伝えたいときには、「outage」や「disruption」を使う。

Research In Motion's ubiquitous BlackBerry experienced a "critical severity outage" on Monday afternoon
「RIM reports "critical" BlackBerry outage」より
http://www.reuters.com/article/businessNews/idUSN1114968920080211

The Memphis hub and flight operations experienced substantial disruptions last night and this morning due to heavy rain and thunderstorms.
「FedEx News : National Service Disruption」より
http://www.fedex.com/us/update2.html

「crash」もシステムダウンを表すときに使う。言葉から受けるニュアンスはハードウェア障害のイメージだが、ソフトウェアによるダウンに「crash」を使うのはごく普通で、Wikipediaにも載っている。

A crash in computing is a condition where a program (either an application or part of the operating system) stops performing its expected function and also stops responding to other parts of the system.
「Crash (computing)」より
http://en.wikipedia.org/wiki/Crash_%28computing%29

私が過去に関わったフォールトトレラントシステムは、複数のプロセッサボードを搭載して、それぞれのボードが「クラッシュ」したときに他のボードが処理を引き継ぐという仕組みだった。実際のクラッシュ原因はほとんどソフトウェア障害だった。余談だが、自動車業界での「クラッシュ」は自動車事故を表す不吉な言葉なのだそうだ。このシステムを自動車メーカに売り込もうとしたときに、ちょっと問題になったらしい。

|

« robocopyでデータ移行、そしてフォルダ同期 | トップページ | Windowsの英語メッセージを簡単に知る方法 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« robocopyでデータ移行、そしてフォルダ同期 | トップページ | Windowsの英語メッセージを簡単に知る方法 »