奥野宣之「情報は1冊のノートにまとめなさい」
調べたことや考えついたことのメモをどうやって保存するか。誰もが悩んでいるはずだ。だから、「情報は1冊のノートにまとめなさい
のようなハウツーものはよく売れる。最寄りの駅前の書店でビジネス書売り上げナンバーワンだそうだ。
この本が提唱している方法は実にシンプルで気軽に始められる。だから、ぱらぱらと立ち読みで眺めて、よしこれをやってみようという気になって買っていく人が多くても不思議ではない。私もつい買ってしまった。
・1冊のA6ノートに書いたり貼ったりして、すべての情報を一元管理する。
・時系列に書いたり貼ったりする。カテゴリ分けをしない。
・日付・タグ・見出しだけの索引をテキストファイルで作る。
カテゴリ分けはすぐに破綻する。だから私はメールをプロジェクトや顧客ごとに振り分けるのをやめた。情報発生時点のカテゴリ分けは、パソコンでの検索という手段が使えなかった時代のものである。
シンプルだからといっても、この本に書いてあることをそのまま実行しても長続きしない。奥野氏が書いているように、「自分の開発した方法は(その人にとって)必ず最高」なのである。ハウツーものを参考にして「自分流にアレンジする方がいい」。
現在の自分のやり方を振り返ると、情報が分散しすぎている点が課題だ。
ロディアNo.12
一時的なメモ。そのうちほかの場所に転記。転記が滞って長期間居座っているページもある。
メール
自分宛のメールでメモを残すことがある。
はてなダイアリ
非公開のはてなダイアリに、ロディアなどからメモを転記している。デジタル化して検索可能とするため、読んだ本の一節を書き写すこともある。
ほぼ日手帳
日記として使い、仕事に限らずプライベートの記録を書き綴っている。展示会のチケットや新聞記事をスクラップすることもある。
このブログ
これはアウトプットである。様々な場所の情報をまとめて、記事として完成させる。
Outlook予定表
行動予定と行動記録。過去の出来事を振り返るときのインデックスになっている。検索にGoogleデスクトップを使う。
Outlook仕事
アクションを起こすべきものはロディアやメールから転記してアラームを設定している。予定表と役割が重複していて、だんだん使わなくなってきた。
紙Copi
メモ管理ソフトとして使っていたが、新しい情報を書き込むことはなくなった。過去の情報だけが残っている。どこかに移し替えなければいけない。
奥野氏は索引をテキストファイルで作り、会社のPCやスマートフォン(ソフトバンクX02HT)に保存していつでも検索できるようにしている。私なら、これをWebの「あちら側」に置き、バックアップをPCに保存する。Webの「あちら側」にあれば、スマートフォンは必要なく、携帯電話でも他の人のPCでも検索できる。
Webの「あちら側」に索引を置き、複数箇所に分散している情報を一元化する。はてなダイアリかGmailがその解決策になりそうである。もう少し考えて自分のオリジナルな方法を見つけるつもりだ。
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