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2008年12月16日

インド人はショートカットを好む

「日経コンピュータ」(2008年12月15日号 )が、インドソフトウェアサービス協会会長ガネッシュ・ナタラジャン氏のインタビュー記事を掲載している。インドや日本、中国の国民性について興味深いことが書いてあった。

日本人はシステマティックにプロセスの順番を踏まえて考えるが、インド人はショートカットして結論を求めがち。インドはインフラが整備されていなくて渋滞が多い。常に新しいルートを考える必要に迫られる。このため「なぜだろう」と常に考える国民性が醸成された。この点は、社会インフラが整備されている中国に比べて優位点である。

こういった文化論は、ともすればステレオタイプに陥りがちで危険ではある。日本人、インド人とひとくくりにできるほど人間は単純ではない。とはいえ、インドのエンジニアと一緒に仕事をしていて物事の進め方に違和感を感じたとき、それも一理あると受け入れられるような視点を持っておくことも必要である。幸いにして、私がふだん接しているインド人ソフトウェアエンジニアたちには、それほど違和感を感じない。

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