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2009年1月17日

筆記療法

ネガティブな感情をうまく処理する方法に、「筆記療法」というものがあるそうだ(注)。

経営者向けのコーチング事業を手がけている野村総合研究所の永井恒男IDELEAチーム事業推進責任者は、次のように語る。「ネガティブな感情がたまってきたとき、何を感じているかを紙に書き出す。文章は論理的でなくてもいい。すると、次第に感情が冷静になってくる。だんだんと何が問題で、自分はどう行動すべきなのかが見えるようになる」。筆記療法の効果を心理学的に検証している書籍に「筆記療法」(発行は北大路書房)がある。

実はカバンの中に秘密のノートを一冊入れている。書いているのは、他の社員に対する不満だったり、ユーザやパートナーに対する文句だったり、とても人には見せられないようなものである。これが実は筆記療法になっていたようだ。ちなみに、筆記具は万年筆を使う。すらすらと出てくるインクや、その濃淡の変化を見ていると、心が落ち着く。

以前、布団の中に入って電気を消しても、ユーザ先の重大トラブルのことが頭から消えず寝付けなかったときがある。このままだとユーザ業務やパートナーのビジネスへの影響が甚大だ、あれをやってみるといいかもしれないが、うまくいかないかもしれない、他の手は何があるかといったことを考え出すと、どんどん頭が冴えてきて、気がつくと2時を回っている。思い切って起きて、不安なことや解決のためのアイディアなどをメモ用に一気に書き出してみたら、頭の中がすっきりしてすぐに眠れるようになった。これも筆記療法なのだろう。

飲み屋で同僚に上司の不満を愚痴るのと似ているが、自分だけでできる点がよい。他の人に自分のネガティブ感情をぶつけるのは、仲間意識を醸成する効果がないとは言えないが、あまり生産的ではないし、そういった発言は意外なところで批判対象本人の耳に入るものだ。一見同情しながら聞いている相手も、いい印象を持たないだろう。

(注)「日経コンピュータ」2009年1月15号「特集3 感動するチーム」囲み記事

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