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2009年9月の7件の記事

2009年9月19日

Norton AntiVirus 2010へ無償アップグレード

ウイルス対策ソフトはしばらくESET NOD32に切り替えていたのだが、少し前にNortonに戻ってきた。先日Norton AntiVirus 2010が出て無償アップグレードも始まったので、さっそくアップグレードした。

2009以降だと思うが、完全スキャンをコンピュータがアイドルのときだけに実行するようになった。スキャン中はとにかくハードディスクへのアクセスが多く、すべての操作のレスポンスが悪い。アイドルタイムスキャンは、キーボードを打ったりマウスを動かしたりするとスキャンが一時停止する。メモリ使用量も減らしたそうだし(実測してないが)、快適性に注力している点が評価できる。

2010にアップグレードすると、カスタマイズした設定が元に戻ってしまった。カスタマイズしなおしが必要だ。私が変更したのは以下の3点。

圧縮ファイルスキャンはオフ
解凍するときに検出できればよい、これは2010の新機能だと思うが、抽出するデータ量が2GBまでに制限される設定項目がある。いままで巨大な圧縮ファイルの解凍とスキャンでハードディスクのパーティションを食いつぶすことがあった。

アイドルタイムアウトは10分から5分に
ちょっと席を外したときにすぐアイドルタイムスキャンが始まるようにした。

Norton Community Watchはオフに
個人の身元を特定できる情報はシマンテックに送らないと言うが、この手のフィードバック機能は基本的に無効にすることにしている。2009でも無効にしたのだが、履歴ログを見ると送信しているように見受けられる。2010でどうなるかしばらく監視する。

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2009年9月14日

人間向きのExcelシートを機械向きに整形するPerlスクリプト

人間が見やすい表、必ずしも機械処理には向かない。Excelに入力したデータをソートやピポットテーブルなどで分析しようとしても、入力フォーマットが人間向きになっていてるためにそれが難しいときがある。典型的なのは、ひとつのExcelシートに複数のレコードフォーマットの行が混在している次のような表だ。

入荷日  数量
製品A 型番1
2009/9/15  200
2009/9/16  100
2009/9/17  100
製品B 型番2
2009/9/12  10
2009/9/14  100

そこで、この表を整形して次のようにレコードフォーマットを統一することを考える。

製品名 入荷日  数量
製品A 2009/9/15  200
製品A 2009/9/16  100
製品A 2009/9/17  100
製品B 2009/9/12  10
製品B 2009/9/14  100

もちろんこの整形を機械的にやるわけで、勉強がてらPerlのスクリプトを書いてみた。骨組みのロジックはこれで十分だ。あとは個別の表に合わせて修正すればよい。Excelシートをタブ区切りテキストにエクスポートしたものが入力ファイルである。

open (IN, 入力ファイル)
print "製品名\t入荷日\t数量\n";

while (IN) {

if (/^製品/) {		#見出しか?
	@line = split(/\t/);		# タブで区切って配列に入れる
	$product = @line[0];		# 配列の最初の要素が製品名
	}
elsif (/^2009/) {	# 入荷日で始まるレコードか?
	print "$product\t$_";		# 見出し以外の列の先頭に製品名を付加して出力
	}

}

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「ご説明します」の「ご」は謙譲語である

このブログで結構アクセスの多い記事のひとつが2006年に書いた「『させていただきます』の普及と敬意低減の法則」である。その中で、プレゼンなどでよく聞く「ご説明させていただきます」は過剰に敬語を使っている、「ご説明します」でよいと書いた。ところが「自分の行動に『ご』付けてどうすんだよ」と、Rという人のコメントでアホと言われてしまった。これは私が何か大きな間違いをしでかしているのではないかと心配になり、あらためて調べた。

まず私のPCにインストールした広辞苑第五版を読んだ。第六版も見ておきたいところであるが、あいにく手元にない。

自分の行為を表す語に冠して謙譲の意を添える。「―説明いたします」

いかに権威のある広辞苑とはいえ、ひとつの辞典だけで判断するのは危険なので、「大辞泉」をYahooで検索してみた。

その下に「する」「いたします」「もうしあげる」「いただく」「ねがう」などの語を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作の及ぶ相手を敬う。「―連れする」「―書きいたします」「―話しもうしあげる」「―引き取りいただく」「―取り下げねがう」

念には念を入れて「大辞林第二版」をExciteで検索してみた。

行為の及ぶ他人を敬って、自分の行為をへりくだっていう。
「―案内申しあげる」「―招待いたします」「―紹介する」

このように「御(ご)」には謙譲の意味があり、「ご説明します」は全く問題ない。自分がそれほどアホではないことが分かり、ひと安心である。改めて調べ直す機会を与えてくれたR氏に感謝申し上げたい。

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2009年9月12日

iTunes 9でプレイリスト中のポッドキャストがiPodに転送されなくなる

iPodはポッドキャストの連続再生ができないので(追記参照)、プレイリストを作って対処している人が多いと思う。私もそう。満員電車の中でiPodを操作するのは大変だ。Wall Street Journal Tech News BriefingやCNET News Daily Podcastなど毎日聞いているポッドキャストのエピソードを古い順にプレイリストに並べている。

ところがiTunes 9にアップグレードすると、プレイリスト中のポッドキャストエピソードがiPodに全く転送されなくなってしまった。これは一大事。ネットを調べると、Appleのフォーラムに解決策があった。「デバイス」→「~~のiPod」→「Podcast」タブで、「次を自動的に含める」のチェックを外せばよい。ただし副作用がある、プレイリスト(スマートプレイリストを含む)に入っているエピソードだけがiPodに転送されることになる。いつ聞くか分からないがiPodに入れて持ち歩きたいというエピソードは、意識してプレイリストに入れておく必要がある。

どういう経緯で仕様を変更したのか分からないが、困ったものだ。

2009年9月13日追記
Podcatsタブの下の方にある「次のプレイリストにあるエピソードを含める」で、iPodに転送したいプレイリストをチェックしておく必要もある。

2009年9月29日追記
iPod photoのころはポッドキャストの連続再生ができなかったのだが、iPod Classicは連続再生できるようになっていた。しかし複数のポッドキャストを通勤電車の中で聴くときには、やはりプレイリストを作らなければならない。

(参考記事)
iTunes 9 won't sync playlists with podcasts(Apple Discussions)
http://discussions.apple.com/thread.jspa?messageID=10188028

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JIS2004対応フォントでiTunes 9が文字化け

iTunes 9をインストールしたところiTunes Storeの日本語がひどく文字化けするようになってしまった。「MS ゴシック & MS 明朝 JIS2004 対応フォント (KB927489)」が影響しているらしい。これをアンインストールすると解消した。私のPCはWindows XP SP3である。

この更新パッケージは、「プログラムの追加と削除」の「更新プログラムの表示を」をチェックしたときだけ表示される。Windows Updateでインストールした場合は「削除」ボタンでアンインストールできるはずだ。削除の途中、これこれのアプリケーションが影響を受けるという確認画面で大量のアプリケーションが表示されるが、そのまま続行すればよい。

(参考記事)
iTunes 9 で文字化け
http://d.hatena.ne.jp/Tensor/20090911/1252631433

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ExchangeサーバからiPhoneへのプッシュ配信のカスタマイズ

iPhoneをExchangeサーバと同期する設定にしたとき、過去何日のメールを同期するか、どのフォルダをプッシュ配信するかはiPhone側で設定できる。「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「アカウント」でExchangeサーバのメールアドレスを選ぶ。次の画面に「同期するメール日付」と「プッシュするメールフォルダ」の設定がある。それぞれデフォルトは「3日間」と「Inbox(受信トレイ)」である。ここを変更すればよい。

私は社内メーリングアドレスごとのフォルダを作っている。自分宛に届いたものは、処理が終わったら四半期ごとのフォルダに移動している。重要なメーリングリストをプッシュ配信の対象に加えた。メールは過去3日もあれば十分だということがこの2週間で分かったので、デフォルトのままにした。

(本ブログの関連記事)
Exchange環境でのiPhone利用とOutlookSyncClient.exe
http://raven.air-nifty.com/night/2009/09/exchangeiphone-.html

フォルダ分けしないメール整理術
http://raven.air-nifty.com/night/2006/12/post_1236.html

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2009年9月 3日

Exchange環境でのiPhone利用とOutlookSyncClient.exe

iPhoneを仕事で使い始めて3日目。会社のExchangeサーバとメール・予定表・連絡先を同期するように設定している。外出時や帰宅後にメールをチェックするのに、いちいちPCを取り出して起動しなくてよい。非常に楽だ。私のiPhoneの場合、メールは8月31日以降、予定表は過去1ヶ月以降のものが同期されている。

iPhoneを受け取って、まずiTunesに接続して初期設定をする。ここでOutlookなどとの同期を選ばない。初期設定が終わった後、会社のITチームにもらった手順に従ってExchange接続の設定を行う。セキュリティ確保のため、iPhoneのパスワードロックが必須だ。

今朝iTunesに接続したとき、iPhoneのバックアップが取られた。そのあとしばらくすると、PCのハードディスクがガリガリ回ってPCのレスポンスが悪い。タスクマネージャを見ると、OutlookSyncClient.exeという見慣れないプロセスが動いていて、メモリを約50MB使っている。ネットで調べると、トラブル報告が見つかった。

不思議なのは、Outlookとの同期は全て無効にしているのにこのプロセスが動いていることだ。Outlookを終了し、Windows XPをログアウトしてもう一度ログインした。再びiTunesにiPhoneを接続しても、OutlookSyncClient.exeは出てこない。iPhoneバックアップのタイミングで動き出すかもしれないと思ったが、夜になってもう一度同じことをやっても再発しない。原因不明である。

参考記事
【iPhone】 Outlooksyncclient.exe(をぢの日記)
http://peer2.net/sjdojo/?p=72

【iPhone】 Outlooksyncclientの件(をぢの日記)
http://peer2.net/sjdojo/?p=132

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