セーラーナノインク青墨で汚れたペン先
セーラーのナノインク青墨を今年の4月1日から使いはじめて、プロフィット21長刀のペン先がだいぶ汚れてきた。コンバーターを使ってインク瓶から吸い上げるときにペン先にインクが付く。ティッシュでさっと掃除をしているが、完全に拭き取るのは難しい。ハート穴や切り割り新たに吸い出したインクがペン先に乗ってしまうし、強くこするとペン先によくなさそうだ。
汚れが水洗いで取れるかどうか試してみた。まず、これが洗浄前のペン先。
下の写真は、数時間水に漬けた後のペン先。
写真のライティングと露出が違うので洗浄後がきれいになっているように見えるが、実際にはあまり変わらない。インクがにじみ出てこないくらいに、コンバーターで水を何度も吸入・排出を繰り返し、水に数時間つけ込んだ。パイロットの色彩雫だったら1~2日間はインクがにじみ出てくるところだが、青墨は耐水性が強いせいか、全然染み出してこない。もっと長時間水に浸すか、超音波洗浄機を使えばもっときれいになるだろうか。
聞くところによると、ナノインク専用の溶剤があるとか(参考記事その1)。誤ってペン先を乾燥させて詰まってしまった場合は、それで溶かすらしい。セーラー万年筆に修理を頼めば、きれいにしてもらえるだろう。しかしその場合、約1ヶ月手元に戻ってこないことが予想される。これまで2回ほど調整に出したが、どちらもそのくらい時間がかかった。
古典ブルーブラックインクを使ってもかなり汚れがこびりつくようだから、万年筆はインクがスムーズに出てくればよし、見てくれは関係ない、ペン先は汚れるものと割り切ってしまえばよい。
(参考記事)
「『青墨』インクを使いはじめました。」(★ちゃんネルDays★)のゲンガー氏のコメント
http://hoshino.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-5f8d.html
「古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。」(趣味と物欲)
http://d.hatena.ne.jp/pgary/20100302/p1
(2011/03/27追記)
プラチナの万年筆インククリーナーできれいに落ちることが分かった。
セーラーナノインク青墨の汚れをプラチナ万年筆インククリーナーで落とす
http://raven.air-nifty.com/night/2011/03/post-8467.html
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