« 実は速読法が身についていたらしい | トップページ | GRCのDNS BenchmarkでDNSをスピードアップ »

2010年10月 6日

Windowsが起動しなくなったPCからデータを救出

知人の富士通LIFEBOOK FMV-A6255(Windows XP)が起動しなくなった。BIOS画面が表示されたあと、真っ黒な画面の左上にカーソルが点滅しているだけで、HDDにアクセスする形跡がない。SpinRiteのlevel 2でリカバリをしたら、不良セクタが見つかった。修復は完了したが、データは完全には復旧できてない。相変わらずWindowsは起動しない。

このLIFEBOOKは2008年モデルなのに、リカバリCDはWindows 98ベースである。NTFSパーティションが読めないし、リカバリの選択肢はHDDのデータを消去するか工場出荷状態に戻すかのふたつしかない。困った仕様だ。Windows PEベースのリカバリプログラムを持っているThinkPadは、工場出荷状態に戻す前にデータをUSB外付けストレージにコピーできる。

とにかくデータだけでも救出したいというので、Windows PEブータブルCDを作った。参考にしたのはComputerworldの解説記事「Windows PE 完全活用ガイド」。

Windows PEはWindows 自動インストール キット (Windows AIK) に含まれている。XPでブータブルCDを作る場合は、Windows Vista SP1 および Windows Server 2008 用の自動インストール キット (AIK)を使う。

必要システムに書いてあるKB926044は日本語版Windows XP SP2用には提供されていない。Windows XP SP3に含まれているという話がWebにあったので、SP3適用済みマシンにインストールした。Virtual CD-ROM Control Panel for Windows XPをインストールし、ISOイメージをマウントしてWindows AIKをインストールする。

インストール完了後、Windows PE Toolsコマンドプロンプトを起動。あとはヘルプファイルに書いてある手順に従ってブータブルCDのISOイメージを作る。

Copype.cmd x86 C:¥WinPE_x86

(注)C:¥WinPE_x86ディレクトリは事前に作る必要なし。存在するとエラーになる。

Oscdimg -n -bC:¥WinPE_x86¥etfsboot.com C:¥WinPE_x86¥ISO C:¥WinPE_x86¥WinPE_x86.iso

ISOイメージWinPE_x86.isoをCDに書き込む。LIFEBOOKをこのCDでブート。ThinkPad T42やLIFEBOOKは、CDやDVDから起動するならEnterキーを押せというメッセージが数秒表示される。気付かずに放置しているとHDDから起動する。

Windows PEが起動したら、USBメモリを差し込み、diskpartコマンドでドライブレターを確認する。

X:Windows\System32> diskpart
DISKPART> list disk (ディスクの一覧)
DISKPART> list volume  (ドライブレターの確認)
DISKPART> exit

robocopyでユーザプロファイルの全データをUSBメモリにバックアップする。パラメータは各自で検討すべきだが、私が使ったのは以下の2つ。Computerworldの記事にあるリトライのオプションは使わなかった。

robocopy "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"  <USBメモリのディレクトリ>  /e /np /tee

ユーザプロファイルディレクトリ以外にデータがある場合はそれもバックアップしなければいけない。Windows PEでは日本語を入力できないが、コマンドプロンプトでタブキーを押せば、カレントディレクトリのファイルを順次表示してくれる。

コピーが終わったらWindows PEをシャットダウン。ちなみにリブートは「WPEUTIL Reboot」。

X:Windows\System32> WPEUTIL Shutdown

無事データを救出できたあと、試しにHDDからブートしてみたら、Windows XPが起動し、SP3のロールバック処理が始まった。イベントログから判断すると、SP3のインストール中にブルースクリーンになり、それで起動不可に陥ったようだ。ブルースクリーンは不良セクタのせいかもしれない。

よく分からないのは、何度やってもHDDからブートしなかったのが、データ救出後に動き出したこと。SpinRiteでリカバリしたり、Windows PEでデータをコピーしたりしていたのがショック療法のようなことになったのだろうか。まったく根拠レスだが、HDD障害ならあり得なくもないといったところか。回転しなくなったHDDは冷凍庫で冷やしてみろというコツもあるくらいだから。

|

« 実は速読法が身についていたらしい | トップページ | GRCのDNS BenchmarkでDNSをスピードアップ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 実は速読法が身についていたらしい | トップページ | GRCのDNS BenchmarkでDNSをスピードアップ »