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2011年2月 7日

Readabilityの新バージョン

Web ページの広告などを取り除き、本文だけを抜き出して表示するWebサービスReadabilityが新しいビジネスを始めた。月5ドルで会員登録すると、 従来からの本文抽出機能Read Nowに加えて、記事をあとで読むために保存するRead Laterが使える。このサービスの面白いところは、会費の70%が記事の執筆者/発行者に行くところだ。執筆者/発行者はあらかじめReadabilityに登録し ておく。さまざまな管理ツールも提供している。残りの30%がReadabilityの取り分である。

Read Later機能を使うにはFirefoxアドオンをインストールしなければならないようだ。私は無料サービスで十分である。ブックマークレットを入れ替えた。以前のブックマークレットは動作しない。

NoScriptでJavaScriptをブロックしていると、この手のブックマークレットを動かすときに苦労する。案の定、新ブックマークレットがうまく動かない。次のように設定すれば動くようになった。
  • readability.comをWhitelistに追加
  • ^https://www.readability.com/articles/queueを対XSS保護の例外設定に追加
ふたつめの設定は以前は不要だった。どうやらJavaScriptを元のページに挿入しているようだ。

操作性もちょっと変わった。新ブックマークレットは、まずreadabillity.comドメインのページの中に、元のページをフレームとして表示する。 見た目がまるっきり同じなのにドメインが違うというのは、セキュリティ的にあまりよろしくない気がする。次に最上部の「Enjoy this article by switching to Readability view」のリンクをクリックすると、本文だけを抽出して表示する。クリックがひとつ多くなって面白くない。フォントやレイアウトがその場で動的に変えられるのは、使う頻度は少ないが便利。以前はブックマークレットの中に設定がハードコードされていた。

現在は日本語のタイトル(<html>タグ)が「?????」と文字化けする。Twitterでレポートしておいたので、そのうち修正されるだろう。

(本ブログの関連記事)
Distraction-free Web Reading ー Webの記事を読むのに集中できるツール
http://raven.air-nifty.com/night/2010/09/distraction-fre.html



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