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2011年5月 9日

Outlook 2007にアップグレードしてGoogleデスクトップからWindowsサーチに変更(そしてまたGoogleに戻す)

会社のPCは入社以来ずっとOffice 2003のままだったが、とうとう2007にせざるを得なくなった。全社標準は昨年夏から2007になった。ただし英語版しか手に入らない。アップグレードは必要に応じて各自が実施すべしというポリシーだったので、わざわざ英語インタフェースとリボンインタフェースの二重苦を味わうメリットもなく、そのままにしていた。

しかしついに2007でしか動かない業務用Excelシートが現れてしまった。しかたないのでアップグレードした。ITチームが用意したソフトウェア配布システムを使って、特に問題もなくインストール終了。Outlookのメールボックスも問題なく引き継いだ。リボンインタフェースは、最初起動したとき、さすがに「うっ」と来るくらい迫力がある。さいわい、一番よく使うOutlookのメニューはそれほど違和感がない。

英語版をインストールしたせいか、メール一覧のフォントが「8 pt. Segoe UI」になってしまった。文字が小さくて見にくい。メイリオの9ポに変更する。Outlookのビューのカスタマイズはいまだによく分からない。「メッセージ」という名前のビューを変更しても、他のフォルダにある同名のビューは変わらない。いちいちフォルダを切り替えながら変更する。カスタマイズしたあと、もう一度そのビューを選択しなければいけないという話を見つけた(注1)。かなり癖のある仕様だ。マスタービューを変更したら、全てのフォルダで有効になる方がいいと思うのだが。

ビューのフォント以上に困ったのはレスポンスである。Outlookを起動した直後は問題ないのに、しばらく経つと鉛のように動きが重くなる。フォルダを切り替えるのに数秒かかる。同じフォルダの中でメッセージを流し読みすることすら苦痛になるくらいひどい。GoogleデスクトップのCOMアドインを無効にしたらサクサク動くようになった。2003もこれが原因でレスポンスがよくなかったのだが、手がつけられないくらい悪化したようだ。私のメールボックスファイル(.ost)が900MBくらいなのもひとつの要因かもしれない。

しかたがないのでWindowsサーチをインストールした。現在インデックスを構築中。今のところOutlookのレスポンスは問題ないレベルである。Windowsサーチのユーザインタフェースの勝手が分からず、しばらく作業効率が落ちそうだが、慣れるしかない。

(注1)
既定のビューをカスタマイズする方法(Outlook研究所)
https://outlooklab.wordpress.com/2007/06/02/既定のビューをカスタマイズする方法

(2011/05/10追記)

Windowsサーチのユーザインタフェースが使いにくいので、Googleデスクトップに戻した。検索精度でもGoogleデスクトップに軍配が上がる。Googleデスクトップで見つかるメールが、Windowsサーチで見つからないことがこの短い間で何度もあった。

きょう一日使っても、昨日経験した性能劣化が起きなかった。レスポンスさえ問題なければ、わざわざWindowsサーチに切り替える必要はない。

Windowsサーチをアンインストールせずにインデックス作成を止めるには、(1)Windows Searchサービスを無効にする、(2)スタートアップの「Windowsサーチ」を削除する、(3)OutlookのCOMアドイン「Windows Search Email Indexer」をインアクティブにする。この状態では検索も出来なくなる。

Googleデスクトップをアンインストールせずにインデックス作成を止めるには、(1)オプション設定の「コンテンツのインデックス作成を有効にする」のチェックを外す、(2)OutlookのCOMアドイン「Google Desktop Outlook Toolbar」をインアクティブにする。この状態でも構築済みインデックスの範囲で検索ができる。

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