ソースコード表示に適したフォントAdobe Source Code Pro
Adobeがソースコード表示に適したモノスペース(等幅)フォントSource Code Proを公開したので試してみた。いつもはLucida Consoleを使っている。OSはWindows XP。マシンはThinkPad X201(インテルHDグラフィックス)、ディスプレイはDell E2310Hである。
Adobeのブログにダウンロードリンクがある。ところで、このブログに出ているスクリーンショットはSolarizedカラースキームじゃないだろうか。
Announcing Source Code Pro « Typblography
https://blogs.adobe.com/typblography/2012/09/source-code-pro.html
文字の上下スペースをゆったり取ってあるのか、同じウインドウサイズに表示される行数がだいぶ減る。いつものputtyウインドウサイズでLucida Consoleが45行なのに対して、Source Code Pro Semiboldは36行で、約8割になる。Lucida Consoleのぎっしり感と、一度に目に入る情報量の多さに慣れていると、だいぶ間延びして見える。
Lucida Consoleに対する利点は、ゼロの丸の中に点が入っていて、アルファベットのオー(o、O)と区別しやすくなることだ。数字の1と小文字のエル(l)と小文字のアイ(i)はLucida ConsoleでもSource Code Proでも同じくらい判別しやすい。
日本語を表示するとかなり残念なことになる。日本語文字が入ってないからで、これはLucida Consoleでも同じである。Windowsのフォントリンク機能でMS UIゴシックを割り当てた。次のレジストリキーの下にSource Code ProというREG_MULTI_SZ値を作り、MSGOTHIC.TTC,MS UI Gothicを設定する。ウエイト別に6つのファイルがあるから、それぞれ設定する必要がある。強度近視の私の目には、レギュラーウエイトとSemibod以外は使い道がないので、この2つを設定した。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink
あまり美しい日本語表示ではないが、デフォルトよりマシという感じである。リンクした和文フォントがきれいに表示できないのは、ベースの欧文フォントのサイズに、同じポイント数の和文フォントのサイズを合わせようとするからである。Windows XPは対処の手がないが、Vista以降でスケーリングのパラメータを指定できるようになった。これをいじればなんとかなるかもしれない。MSDNの以下の文書のFont Linkingの項を参照。
Globalization Step-by-Step: Fonts
http://msdn.microsoft.com/en-us/goglobal/bb688134.aspx
で、しばらくLucida ConsoleとSource Code Proを取っかえ引っかえして比べてみたのだが、結局Lucida Consoleの方が見やすい(見慣れている?)という結論に達した。
(参考記事)
ConsolasをIE( or putty or gVim et al.)で使う - 田中慎司のログ
http://d.hatena.ne.jp/stanaka/20060914/1158208602
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コメント
Terminusも見やすくていいですよ
投稿: hage | 2013年10月 9日 01時53分