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2012年9月27日

MacTypeを使わずにFirefoxの文字表示をきれいにする方法

Windowsのフォントレンダリングはあまり評判がよくない。対策として、仕事用PCのWindows XPでgdippを半年くらい使っている。2010年の0.9.1を最後にアップデートがとまっているが、私の環境では特に問題ない。

Windows 7はDirectWriteなどによってフォント表示品質を改善している。秀丸エディタはメイリオやLucida Consoleを使い、3DグラフィックスアクセラレータをオンにするとDirectWriteで文字描画する。OfficeソフトがどのバージョンでDirectWriteを使っているか分からないが、MSゴシック・MS明朝以外のフォント、たとえばHGSゴシック・HGS明朝を使えば、DirectWriteでなくても問題ない。

問題はFirefoxである。デフォルトフォントをメイリオに設定していても、MS Pゴシックをfont-familyで指定するWebページが残念な見栄えになる。代表的なところはYahoo! Japanのトップページだ。

巷ではMacTypeの評判がよく、gdippより断然きれいだという話も聞くが、要するにMS Pゴシックを使わないようにすればいいのである。調べると、FirefoxのユーザCSSなどを活用すればよいことが分かった。以下、その手順をまとめる。

コントロールパネルの「ClearTypeテキストの調整」(ClearType Tuner)

モニタや自分の好みに合わせて表示を調整する。これをやっておけば、同じメイリオでもだいぶ見栄えがよくなる。

Firefoxフォントを以下のように設定する(オプション → コンテンツ → フォントと配色 → 詳細設定)

プロポーショナル:ゴシック体(Sans-serif)
明朝体(Serif):HGS明朝B
ゴシック体(Sans-serif):メイリオ
等幅(Monospace):HGゴシックM

HGフォントはマイクロソフトOffice付属のフォントである。Officeが入っていない場合は、明朝体をMS P明朝に、等幅をMSゴシックにする。あるいはIPAフォントを使う。どちらもそれほど美しくないが、明朝体や等幅フォントが必要な場面は多くないと割り切る。

Firefoxのハードウェアアクセラレーションをオンにする(オプション → 詳細 → 一般)

実際にオンになっているかどうかをabout:support(ヘルプ → トラブルシューティング情報)で確認する。「DirectWrite 有効」がtrueになっていればよい。グラフィックスドライバによってはfalseになってしまうかもしれない。

ユーザCSSでフォント置き換え

userContent.cssをFirefoxプロファイルフォルダのchormeディレクトリ内に作る。ファイルはUTF-8エンコーディングで作らなければならない。ファイルの内容は以下の通り。

@charset "UTF-8";

@font-face {
  font-family: "MS Pゴシック";
  src: local("メイリオ"), local("Meiryo");
}
@font-face {
  font-family: "MS PGothic";
  src: local("メイリオ"), local("Meiryo");
}

以上でMS Pゴシックを指定したWebページもメイリオできれいに表示できるようになる。どれも標準機能の範囲なので、MacTypeの開発が続くのかどうかとか、新しいOSでもサポートされるのか、ソフトとの相性はどうかなどを気にしなくてよい。

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コメント

これで、DirectWriteとの相性が悪いMS明朝とやっつけ仕事のできそこないフォントMeiryo UIを一掃できそうです。

有用な情報ありがとうございました。

投稿: Tatsu | 2014年5月13日 23時02分

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