カテゴリー「スポーツ」の10件の記事

2006年1月21日

冬のテニスの必需品

冬に屋外でテニスをするときに手放せないのが、アウトドア用のアンダーウェアだ。アシックスTARAS BOULBAのダクロンQDウールのアンダーウェアを10年以上愛用している。ダクロンQDウールは、汗をすぐに吸って発散させる新素材。汗をかいても、肌に水分を残さないのが特徴だ。。ダクロンの長袖アンダーウェアの上にトレーナーとウォームアップを着れば十分に暖かいし、動きを妨げない。

木綿のウェアやTシャツは低価格なのが利点だが、汗が生地にとどまってその部分が冷たくなる。吸水速乾性に優れた新素材のウェアやアンダーウェアは、ちょっと値が張るものの、身体を冷やさないという機能性だけでなく、洗濯のあとにすぐ渇くなど利点が多く、持っていて損はない。

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2005年11月27日

オークリー M FRAME

テニスをするときはいつもスポーツ用サングラス(スポーツグラス)をかけている。目にゴミが入らないようにしたり、まぶしさを和らげたりするのが主な目的。また、ボールが眼の近くに当たったことがこれまでに数回あり、そういったときに備えて目の保護も兼ねている。

ここ10年くらい、SWANS(山本光学)のGullwingを愛用している。薄目のスモークレンズ、クリアレンズ、イエローレンズの3つを、天候や日差しの状況に応じて使い分ける。日差しが強いときはスモーク、曇天はイエロー。クリアレンズは夜間用なのだが、ナイターでテニスすることがなくなったため、最近は出番がない。

さて、「テニスジャーナル」の10月号と12月号にスポーツグラスの記事が出ていた。記事のタイトルが「『スポーツグラス』をかけるとパフォーマンスが向上するという噂を検証する!」そして「『スポーツグラス』をかけるとパフォーマンスが向上するという噂は本当だった!」。上野のスポーツグラス専門店「eau de vie(オードビー)」とのタイアップ記事のようだ。

スポーツグラスには、紫外線をカットするほかに、対象物の視認性を高めるという重要な目的がある。光の情報量を低下させてしまう濃い色のレンズは逆効果。紫外線防止加工がきちんと施された薄い色のレンズを選ぶべきだとしている。記事では、オレンジ系・ブラウン系の「コントラスト系」と呼ばれるレンズを薦めている。

こういう記事を読んでいたところに、オークリー製品を安価に手に入れる機会が巡ってきた。スポーツグラスといえばオークリー。10年以上前にオークリーの「Eye Shades」と「Razor Blades」というモデルを使っていた。どちらもグレッグ=レモンがツール=ド=フランスを制覇したころに使用していたモデルだ。Eye Shadesはスキー場で紛失し、Razor Bladesはフレームが壊れてしまった。買い換えようとしたころの「Mambo」は2万円超の値段で手が出ず、しかたなくSWANSに乗り換えたという経緯がある。今回はMamboの後継機種の「M FRAME」が1万5000円程度で手にはいるという。この機会を逃す手はない。事前にインターネットで調べた結果、VR28というレンズがよさそうだということがわかった。先の記事でいうところの「コントラスト系」レンズだ。

20051125mframe
さっそくテニススクールで使ってみた。ふれこみ通り、コントラストがはっきりしてボールが見やすい。スモークレンズほど暗くならないのに、眩しさもけっこう抑えてくれるから、太陽に正対する側でのサービスも苦にならない。クルマの運転時にかけると、運転しやすくなった。それまではレイバンのスモークレンズをかけていて、視界が暗くなるのが気になっていた。オークリーのVR28は、様々な状況で使える万能レンズといえる。けっして安くはないが、いい買い物をした。

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2005年11月20日

欧米人が日本をイメージする音楽

男子テニスツアーのダイジェストを伝える「ATP TENNIS SHOW」(GAORA)は、CATVを契約する強い動機付けになった番組だ。世界のどこかで毎週開催している大会のハイライトや選手のインタビュー、ツアーの裏側などを紹介している。

10月のジャパン=オープンも当然取り上げられた。選手が開催地を観光するというのがひとつの定番で、このときはタイのトップ選手パラドン=スリチャパンが築地市場を訪ねて買い物。彼が自転車(実用車)に乗って市場の中を走る姿は、妙にマッチしていた。

スリチャパンの築地訪問の前に、東京を簡単に紹介する映像が流れたのだが、そのBGMがなぜか中国の音楽。欧米人にとって日本と中国は大差ないのだろうけど、せめて「さくら」や「春の海」あたりを使って欲しかった。

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2005年9月30日

ハイブリッド=ストリングス「剛戦Xシリーズ」

テニスラケット用ストリングスのトップメーカー、ゴーセンのハイブリッド=ストリングスが「剛戦Xシリーズ」である。ゴーセンは、お笑いの本場、大阪の会社だ。ゴーセン → ごうせん → 剛戦。もうひとひねり加えたネーミングが望まれる。

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2005年9月21日

ヤンキース観戦旅行(9) ~ ファンサービス

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NHKのメジャーリーグ中継は、イニング間で試合のハイライトを流しているため、攻守交代の間に球場で何が起こっているかわからない。今回の試合でそれを実際に体験することができた。マカフィー=コロシアムでは、スコアボードの大型ディスプレイ(右の写真で松井の選手紹介や広告が映っているところ)を使って様々なアトラクションをやっている。

たとえば、赤・白・黒の3個のチェッカーがサーキットを回るレースとか、野球帽の中にコーラ瓶を隠してシャッフルし、何番の帽子に入っているかを当てるクイズなどだ。当てたからといって何かもらえるわけじゃないのに、みんな大いに盛り上がっていた。観客を楽しませようというチームの配慮もさすがだが、試合以外のことでも思いっきり楽しもうというアメリカの観客の姿勢がうかがえた。悪い言い方をすると脳天気。

私が見たプロ野球チームのなかでは、千葉ロッテマリーンズがファンサービスに力を入れていて、球場前の広場でマスコットのマー君、リンちゃん、ズー君が子どもと記念撮影したり、試合開始前にバレンタイン監督の英語講座を流したりしている。他の球団では、東北楽天イーグルスの選手の査定にファンサービスの項目があるそうだ。逆に、4年ほど前に東京ドームで日本ハムの試合を見たときは、ファンサービスらしきものが何もなかった。札幌に移ったいまはどうだろうか。

何でもメジャーリーグをまねればよいというものではないけれども、いいところはどんどん取り入れていくべきだ。いうまでもなく、プロスポーツはファンあってのものである。

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2005年9月20日

ヤンキース観戦旅行(8) ~ ファンの応援と試合前の練習

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マカフィー=コロシアムは地元アスレチックスのファンが当然多いが、ヤンキースファンも結構いた。私の席の隣がヤンキースファンのグループで、ちょっと安心だった。アスレチックス側のスタンドでヤンキースを応援していると、地元のファンに何か言われるんじゃないかと冷や冷やしていたのだ。ちなみに、今回の試合では三塁側がホームチームだった。

めいめいが勝手に応援していればいいメジャーリーグの観戦は気楽で、文句なしに楽しい。日本のプロ野球観戦だと、ホームチーム側のスタンドでビジターの応援をするのが少々はばかられる。私の考え過ぎかもしれないが。

私の前の席では、初老の男性が孫らしき男の子と一緒にスコアシートをつけながら観戦。熱狂的なアスレチックスのファンなのだろう。いいプレーでピンチをしのぐと、「よっしゃ!」と拳を握りしめ、スコアを記入していた。

私の左後ろにいた三人組は、盛んにヤジを飛ばす。ヤンキースのアレックス=ロドリゲスが登場すると、その年俸の高さをネタにして、「○○億円の無駄遣いだ(○○ million dollar. Waste of money.)」とか、「俺、こいつ本当に嫌いなんだよね(I really hate this guy.)」。周りにヤンキースのファンがいようがお構いなしだ。ヤンキースのファンが声を合わせて「Let's go Yankees!」と叫ぶ場面では、そのリズムに合わせて、「Yankees, suck!」「Go back New York!」。残念ながら、試合が一方的になるとともに徐々に静かになり、しまいには携帯電話で仕事の話を始めた。アクセスコードがどうのこうのと話していたので、どうやら企業のIT部門のエンジニアなのだろう。休日でも電話で呼び出されるのは、どの国のエンジニアも同じのようだ。

少し早めに球場入りし、試合前の練習も見学した。準備運動の後、3人ずつバッティング練習を行う。松井は最初の組で、ジーターやシェフィールドと一緒。強打者のジアンビやロドリゲスも含めて、全員がまずバント数本から始めるのには驚いた。目を慣らすためだろうか、それとも四番でもバントする可能性があるということだろうか。余談だが、我が家ではシェフィールドを「男爵」と呼んでいる。口髭がなんとなく貴族風。タキシードが似合いそうだ。

チームキャプテン、ジーターの人気は群を抜いている。練習が一段落して選手がベンチに戻ってくると、「ジーター!」という声があちこちの子どもたちからかかる。そのほかの選手を呼ぶ声は少ない。

写真は、バッティング練習中の松井である。

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2005年9月17日

ヤンキース観戦旅行(7) ~ スポーツ報道の日米比較

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さて、ヤンキース対アスレチックスの試合だ。私が観戦した前日(9月2日)は、0対12でヤンキースが大敗。松井秀喜の調子も良くない。少々心配だったが、結果から言うと7対0で完勝。先発予定のムッシーナが怪我で当番を回避し、急遽代役を務めたスモールが完封するといううれしい誤算だった。

9月3日の松井は、無安打ながら2打点を上げる活躍で、3年連続100打点を達成した。試合を報じた朝日新聞サンケイスポーツの記事がWebに出ている。ちなみにアスレチックスの監督は、中日ドラゴンズでプレーしていたことのあるケン=モッカだ。

松井は2番、DHだった。せっかくレフト守備位置近くの席が取れたのに、近くで見る機会がなく、残念だ。3回表の第2打席、1死一、三塁の場面、レフト犠牲フライで1点を先制。7回の第4打席、ジーターが敬遠されて迎えた1死満塁。強い打球をセンター方向に放つものの、セカンドの守備範囲。併殺かと思ったが、一瞬松井の足が早く、併殺崩れの間に1点。その後、ロドリゲスのヒットなどでホームを踏む。ジアンビの3点本塁打も飛び出し、この回、一挙6点の猛攻で試合を決めた。

松井を応援している者の目から見ると、先制点を取ったり、あわや二者残塁になりかねないところを懸命の走塁で生きて追加点、そしてその後の攻撃につなげたりと、不調ながらチームの勝利に大きく貢献したように見える。しかし、その晩のESPNニュースで取り上げられたのは、タイムリーヒットを打ったロドリゲス、そして3点本塁打のジアンビだけだった。やはり、もっと派手な活躍をしないとテレビのニュースでは取り上げられない。

WebのESPNには、松井の活躍がきちんと書いてある。以前、テニスニュースを追っかけていたときにも感じたが、ESPNの記事は、試合の経過をきちんと伝える記事が多い。これに対し、日本のスポーツ新聞は、記者が主観で好き勝手に書いている記事がほとんどだ。

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2005年9月 9日

ヤンキース観戦旅行(2) ~ オンライン予約チケットの日米比較

今回の旅行は、ホテルやフライトなどを全て別々に予約した。最初は旅行会社のパッケージツアーを利用しようと考えていた。しかしヤンキース戦の人気が高いためか、それとも8月~9月という時期が繁忙期なのか、全て満席だった。やむなくフライトはエイチ・アイ・エスで、ホテルその他はインターネットを使って個別に予約することになった。

メジャーリーグの観戦チケットは、MLB.comで簡単に予約できる。我々が取ったのはレフト側内野席。Field Levelのセクション130で、松井が守備につけば目と鼻の先の席だ。これが一枚28ドル。座席の種類別に色分けされたスタジアム全体図が載っているのはもちろん、その場所からフィールドを見たときの見え具合を事前に確認できる。これは素晴らしい。しかも、(おそらく)全球団が同じ仕組みで統一されている。日本のプロ野球の場合、Webサイトのコンテンツやチケット販売の仕組みは、球団ごとにバラバラだ。千葉ロッテマリーンズは、MLBと同様な座席図がWebに載っているが、ヤクルトスワローズは、内野A指定席などの種類とその値段が表になっているだけで、その席がどのあたりにあるのか分からない。

mlb.comで購入したチケットは、自宅のプリンタで印刷して球場に持って行けばよい。チケットにバーコードが印刷してあり、球場の入口でスキャンしてもらえば入場OKだ。このシステムを「TICKET@HOME」と呼んでいる。観戦の翌日はグレイライン(Gray Line)の日帰りバスツアーでヨセミテ国立公園へ行くことにしたのだが、そのチケットも同じ仕組みだった。

日本では、インターネットで予約してコンビニの専用端末で印刷するシステムが普及している。この違いは、日本でコンビニが非常に普及していることや、アメリカでクレジットカード決済がごく当たり前であることなどが背景にあるのだろう。コンビニ決済なら、その場で現金で支払うことができるから、クレジットカードを持っていない人も利用できて便利だ。しかし、トータルのコストを考えると、コンビニ会社のシステムとの接続や決済事務手続きなど、余分な費用や時間がかかっているのではないだろうか。

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2005年7月16日

バボラのピュアドライブ

20050716PureDrive
テニスラケットをバボラのピュアドライブに替えた。今日のテニススクールが初打ちだ。非常にいい感じで、この機種を選んで正解だった。

これまでは、ダンロップのPRO3000RIM XLを1999年から使っていた。マイナーチェンジ前のPRO3000RIM(1997年に購入)をあわせると、約8年の付き合いだ。ダンロップのRIMシリーズ特有の衝撃の少なさと打球感の良さは捨てがたいし、タッチテニスには最適だと思う。しかし最近、スイングとラケットがマッチしていないような気がしていた。ストロークでハードヒットしたり、ボレーでスイートスポットに当たったとき、ボールの抑えがきかない。この機種を使い始めた頃は、スイートスポットが広く、楽なラケットだと思ったのだが、時間とともにプレースタイルやスイングが変わってしまったのだろう。

新しいラケットを選ぶのは難しい。雑誌のインプレッションは当然チェックしたが、あくまで人の感想にすぎない。最終的には打ってみないと分からないものである。テニススクールの知人のリキッドメタル=ラジカルMPを借りたり、アートスポーツで試打用のピュアドライブとドライブZツアーをに借り出したりして打ち比べた。リキッドメタル=ラジカルMPは、打球感がとてもよく、これに決めようかと思ったほどだ。ボールの食いつきや伸びがすばらしく、ボールのコントロールもよい。ただ、少々重さを感じるのが欠点だった。これに対しピュアドライブは、最初の印象はそれほどでもなかったのに、打っているうちにどんどん気に入ってきた。突出した特徴が無いかわりに、全体のバランスがとてもよい。PRO3000RIM XLより30gほど重いはずなのに、その重さを感じない。ドライブZツアーは、軽量トップヘビーのバランスが私に合わず、3分間打っただけで不採用とした。

ピュアドライブと同じ日に、テニスシューズも新調した。ニューバランスのCT850で、300gを切る軽量オールコート用モデルだ。私がシューズを選ぶときの第一基準は、ローカットであること。テニスショップのシューズコーナーには、ミッドカットのモデルが多い。ミッドカットは足首を保護してくれるイメージで人気があるようだ。しかし物の本によると、実際にはローカットの方が足首の動きを妨げず、怪我をしにくいそうだ。

さすがに300gを切るだけあって、CT850の軽さは特筆ものである。まるでランニングシューズを履いているような感じである。唯一の問題は、次にシューズを買うときに、同じモデルが存在するかどうかだ。もしない場合は必ずいまより重いものを買わざるをえない。

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2005年1月16日

大相撲初場所

大相撲初場所の中日を観戦した。あちこちに顔の利く親戚が、「お茶屋」と呼ばれる相撲案内所に頼んでマス席を予約してくれた。普通のマス席は座布団だけで、結構狭い。4人で座ると、足が伸ばせないくらいだ。今回の席は、1階の壁際にずらりと並んでいるマス席で、椅子とテーブル付きだ。相撲協会のホームページでは、「ボックス席」と表記している。

お茶屋を通じて席を取ると、お土産が付いてくる。大きな紙袋に入っているのは、幕の内弁当、力豆(皮むき枝豆)、焼き鳥、せんべい、あんみつ、チョコレート、夫婦湯飲み茶碗。まるで、結婚式の引き出物のようだ。

11時頃に入場し、序二段あたりから観戦した。この時間帯は、席がまだガラガラだ。力水がないし塩撒きもなく、淡々と進んでいく。幕内の制限時間は4分で、土俵の隅で四股を踏んだり塩を撒いたりして、徐々に雰囲気を盛り上げていく。しかし、幕下の制限時間はたった2分。そんきょして四股を踏んで見合って、これを2回繰り返して立ち会いである。ちなみに十両は3分である。

親戚の知人が式守家の行司であり、そのつてで舞台裏をちょっと覗かせてもらった。「相撲協会関係者以外立ち入り禁止」の立て札の横を通って、地下へ。行事部屋や東西の支度部屋、花道などを少しだけ見学した。普段は決してみられない場所だけに、いい経験をした。

館内ではオリジナルのFM放送を聞くことができる。ナイター中継の副音声のような内容で、女性アナウンサーと親方が、力士の特徴に始まり、裏話的なこともしゃべってくれる。相撲の歴史を説明する番組もあり、大相撲がいまの形になるまでの過程を知ることができる。ただ単に相撲を見ているよりも断然面白いので、もし国技館で観戦するときは、ぜひ利用することをお勧めする。FMラジオを持っていなくても、総合案内所で貸してくれる。

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